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医学共通講義VII 神経科学入門 (２単位・夏学期)
担当教官
准教授 尾藤晴彦(神経生化学分野)
授業概要
本講義は、隔年毎に分子神経生物学系と高次神経機能学系を交互に対象としている。本年は、神経科学の諸基礎概念ならびに脳神経系を成立させている分子的基盤についてmolecular
and cellular neuroscienceの専門家による密度の濃い講義を行う。
講義日程
1.脳神経系の発生成熟・可塑性の分子機構
| 4.10 |
高次神経回路形成メカニズムへのアプローチ |
河崎洋志（神経機能解明） |
| 4.17 |
グリア細胞の機能と病態 |
池中一裕（生理学研究所） |
| 4.24 |
シナプス情報伝達の可視化解析 |
藤吉好則（京大・院理） |
| 4.27 |
中枢神経系の層形成と細胞移動 |
廣瀬謙造（神経生物学） |
| 5.1 |
予備日 |
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| 5.8 |
エピジェネティクス機構による神経系細胞の分化と機能制御 |
中島欽一（奈良先端大） |
| 5.15 |
イオンと水チャネルの構造と機能 |
藤吉好則（京都大・理） |
| 5.22 |
マウス嗅細胞の軸索投射と回路形成 |
坂野仁（理・生物化学） |
| 5.29 |
シナプス可塑性の長期化：分子機構と機能 |
尾藤晴彦（神経生化学） |
2.疾患・システム・高次機能
| 6.5 |
線虫行動の基盤となる神経回路と分子機構の統合的理解 |
森郁恵（名古屋大・理） |
| 6.12 |
情動・記憶学習とシナプス可塑性 |
真鍋俊也（神経ネットワーク） |
| 6.19 |
運動系における情報処理機構 |
渡邉大（京都大・医） |
| 6.26 |
アルツハイマー病の分子病態と根本治療 |
岩坪威（神経病理学） |
| 7.3 |
ポリグルタミン病の病態と治療戦略 |
貫名信行（理研ＢＳＩ） |
| 7.10 |
Addressing unmet needs in neuropsychiatric diseases |
Paul Chapman (武田薬品) |
| 7.17 |
ゲノム医学の可能性を探る |
辻省次（神経内科学） |
特別講義:神経科学の今日的課題
| 8.28 |
自閉症ヒト型モデルマウスの開発 |
内匠透（広島大・医） |
| 9.4 |
神経疾患のiPS医療の展望 |
岡野栄之（慶応大・医） |
| 9.11 |
大脳皮質神経細胞社会の形成機構 |
仲嶋一範（慶応大・医） |
| 9.14 |
Optogenetic manipulation of neuronal circuits |
Edward Boyden (MIT) |
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